No.103_エチオピア・グジ・ナチュラルのご紹介

グジ・ナチュラル!...グジ!って妙な名前?、響き?と思われた方もいらっしゃるかと思うのですが...

これはエチオピアの南寄りに位置するグジ地区という産地名から来ています。大きくはシダモエリアの一部(因みにイルガチェフェもシダモエリアの一部です)と言うことなのですが、比較的新しい産地で樹齢も若く、製造工程も工夫が凝らされ、とても上質で魅力的なコーヒー豆を産出することから、シダモブランドとは一線を画し、近年注目のエリア(ブランド)となって来ました。

そしてナチュラルというのは豆の精製方法から来ています。(今回の写真はナチュラル精製の一つの過程で、真っ赤な完熟実を乾燥させている風景です。このナチュラル精製については過去のつぶやきNo.24No.27辺りでも触れていますので、宜しかったらご参照ください。)

いろどりこーひーでは現在、エチオピアのコーヒー豆はアリチャ・ナチュラル、モカ・ハマを既に発売中ですが、これで3姉妹が揃いました。ん?姉妹?これは僕の勝手な印象、イメージなのですが...この3つはどれもフルーティさ、エレガントさ、そして際立つ魅力を備えていますので、3兄弟と言うよりは3姉妹の方がしっくり来るものですから...(^^)

この中でもグジ・ナチュラルとアリチャ・ナチュラルは、地区こそ違え、エチオピアの同じシダモエリアで栽培され、且つ精製方法が同じこともあって、かなり近い風味を持っています。いろどりこーひーのライナップ中でもフルーティさのツートップと言えます。

グジ・ナチュラルのフルーティーさには、どちらかと言うと色の濃いベリー系(ブラックベリー、デューベリー、ブルーベリー等)が持つ魅力に近いものを感じます。

方やアリチャ・ナチュラルのフルーティさは、アプリコット、ピーチ系のフルーティさでしょうか。

そしてグジ・ナチュラルは冷めていく過程で今度はアールグレイを思わせる心地良い紅茶感が現れ、それが余韻としてとっても長く続きます。なんとも不思議な魅力を持ったコーヒーです。

そこでアイスコーヒーにしても飲んでみましたが、これがサイコー!です。『この季節にアイスコーヒーですか!!』と言う声が聞こえてきそうですが(苦笑)、ホント美味しいんです。

とは言え味の感じ方は、人それぞれ、千差万別ですので、僕があれこれお伝えするよりは、是非是非ご体験頂きたいです。

そして皆さまそれぞれのお好み、美味しさ、魅力を見つけて頂ければ、こんなに嬉しいことはありません。

 

いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。

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