No.7_コーヒーの味を言葉で表現するということ

もしかしたら、このコーナー初の珈琲に関する話題かも知れません(^^;;

お店を開けてもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。本当にたくさんの方に足を運んで頂いて心の底から感謝申し上げます。既述の通り僕は昨年まで会社勤めをしていましたので、環境は180°変わりました。今のベースは“お店でお客様をお待ちする“、そこからのスタートですのでお店にお立ち寄り頂くことは本当に有り難く、嬉しいことです。

で、お客様と会話する一番の中心は販売しているコーヒー豆の味についてです。ここにはどのようなタイプの豆があるのか、豆種ごとの味の違い、お客様の嗜好にあった豆の選択...

そこで味を言葉で表現する、伝える、同じ感覚で通じ合うと言ったことが必要になるわけですが、とりわけ“酸味”が話題の中心になることが多いです。『私、酸味が苦手なので...』といったお話です。いろどりこーひーでは、お客様とこれら味、嗜好の会話をするきっかけのため、コーヒー豆の味の傾向を『華やか系』、『まろやか系』、『しっかり系』の3つに分類しながら、ご説明したり、嗜好を伺っています。もちろん世の中のコーヒーの味がきっぱりこの3カテゴリーに分類されるわけではありません。ですので、いろどりこーひーの店舗では傾向の異なる2種類の試飲コーヒーをご用意し、それをお試し頂いてお客様が感じるお好み、感想を基に選択頂いたり、お勧めしたりしています。

試飲頂いて『こっちが好き、これ頂きます』と言う場合もありますし、『さらに酸味が少ないもの』、『もっとカチッとコクが深いもの』、『さらっと飲みやすいもの』、『アイスコーヒーに合うもの』、『ミルクを入れて合うもの』等々のお話を頂きます。一方で難しいのは求めている味、お勧めする味が言葉で一致しても、味に関しては誰もが同じく感じる絶対的な物差し(言葉)が存在しないと言うことです。

とはいえ、美味しく感じるためには、豆種に関わらず『雑味がなくクリーンであること』、『ほんのりした甘味に包まれていること』が大切で、それがあると『後味の余韻の心地よさ』、『マウスフィール(飲み口)の心地よさ』に繋がって行きます。いろどりこーひーでは、その”心地よさ”実現のため、先ずは仕入れる生豆(ナママメ)の品質を厳選し、そして最適な焙煎を行い味覚のベースを整えています。

最適な焙煎...これは話し始めると更に長くなってしまうので、また別の機会で触れますね。

 

いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。

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