No.16_美味しくコーヒーを淹れるには
6/20、東京も緊急事態宣言が解除されました。状況が急に180°好転するわけではありませんが、ワクチン接種の広がりと合わせて少しずつ普通の日常が戻りつつあることは有難いことです。いろどりこーひーでも長らく中断していた店舗での試飲コーヒーのご提供を、明日(6/23)の営業から再開させて頂きます。ご来店の際は是非お試し下さい。
前回投稿『No.15_コーヒー豆を売るということは...』でご購入頂いた商品と共にお渡ししている紙面を少しだけご紹介致しましたが、本日はそこの記載内容をご紹介させて頂きます。
まず美味しくコーヒーを淹れる基本は、『そのコーヒー(液体中)に美味しいものを最大限に取り込み(抽出し)、美味しさを邪魔するもの(雑味)を最小限にする(抽出しない)こと』です。
雑味の発生要因は色々有って、焙煎前の生豆(ナママメ)の品質そのものが低かったり(未熟豆の収穫、乾燥過程での劣化他)、また焙煎中の焦げから来る嫌な苦味や、豆芯の生焼けから来るエグミや、与えるカロリー不足で生豆に適正な組織変化が起きない場合も雑味発生の要因となってしまいます。
残念ながらコーヒー豆(粉)には大なり小なりの雑味が潜んでいます。それをコーヒーという液体への入り込みを抑えるには、粉挽きは細か過ぎず、お湯は90℃前後、ペーパーフィルター際を避けて中心部に糸を引くようにそーっと注ぐ...と言ったことがよく言われます。一方、この方法はコーヒーの旨味抽出まで制御されてしまいもったいないことです。
いろどりこーひーでは先ずは厳選した良質な生豆を仕入れ、焙煎は適正な時間制御の下、その時々で過不足無いカロリーを与えることによって、煎り足りないことも焦がすことも起こさず、且つ適正なコーヒー成分の組織変化を促し、雑味のないクリーンな珈琲豆作りを心掛けています。この雑味の無いコーヒー豆(粉)を使用すれば、前述の『美味しいものを最大限に取り込む(抽出する)こと』に集中出来るのです。ですからいろどりこーひーでは『粉は細かめに挽いて、熱湯を蒸らし無しでゆっくり注ぎ続けてください』とお勧めしています。抽出器具についてもコーヒーオイルも含めてその風味が如何なく抽出されるフレンチプレス、金属フィルターの使用をお勧めしています。
最後に保存に付いてですが、焙煎後の豆(粉)の風味劣化は、空気に触れる酸化、紫外線を含む陽当たりがそれを促進させてしまうので、購入したままの袋で極力空気を抜いて保存することをお勧めしています。そのため包材(豆袋)は、不透明でジッパー付き、エアバルブ付きタイプを採用しています。エアバルブは空気が袋内から抜けるが、外からは侵入しない仕組みものですので、ジッパーを閉めた後、袋を両手でそーっと押さえて潰すように極力空気を抜いて保存してください。3週間位で飲み切れる時は常温保存で結構ですが、それ以上掛かりそうな時は購入直後から冷凍庫での保存をお勧めします。使用時は解凍不要でそのままご利用出来ますが、必要豆量を取り出したら、即刻冷凍庫に戻すことを心掛けください。ここでの放置が長いと豆が結露して、湿気を帯びて返って劣化が早まってしまいます。
と言うわけでいろいろなお勧めをご紹介させて頂きました。是非、(いろどりこーひーの豆で^ ^)お試しくださいませ。
そして美味しいコーヒーがある生活を楽しみましょう!
いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。