No.13_2本の煙突
さぁ、今日から6月です。どうやら関東の梅雨入り時期は平年並みで落ち着きそうな気配ですね。晴れた日の昼間はホントに過ごしやすい今日この頃です。
お店は葛西小中学校正門の真向かいにあり、店内からグラウンドが一望出来るのですが、最近は中学生が運動会に向けた練習をしていて、その元気な掛け声を耳にするのがホント心地良いです。6/5の運動会当日も好天に恵まれることを祈っています。
小学校の運動会はどうやら秋のようですが、その小学生から先日、『煙突がなんで2本あるの〜?』と質問を受けましたので、ここでもそのお話を少しだけ書かせて頂きます。
この2本の煙突はどちらもコーヒー豆を作る(焼く)焙煎機に関わるものなのですが、1本が焙煎した熱の排気用、もう1本は焙煎し終わった豆を急冷するための排気用なんですね。
前者はストーブの煙突の様なものと言えばイメージが湧くと思うのですが、後者はちょっとピンと来ないですね...コーヒー豆は焙煎が完了すると煎り止めと言って豆ごとに定めた所定の温度に達した瞬間、釜の蓋を開けてザーッと豆を外に出します。その豆は200℃以上の高温ですので、ただ外に出しただけでは焼きが進行してしまいます。釜から出す温度(煎り止め温度)は1℃単位で定めていますので、外に出した後は急冷して、焼きの進行を止める必要があります。外に出された豆は丸いタライ状のところに入り、攪拌、冷却されます。その底にはパンチング状の小さな穴が一面に空いていて、その下に接続されたダクトへ強烈に空気が吸い込まれて行きます。イメージはドライヤーの冷風で熱を冷ますような感じです。そしてこの先がもう1本の煙突に接続されているわけです。こう言った質問をくれるのは男の子が多いですね。一方、女の子は『この2本の煙突、可愛いですね!』なんて言ってくれます。『可愛い!』って...(^^;; 煙突のことですが、ちょっとだけ嬉しいものです。(笑)
いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。