No.157_焙煎の進行と豆の色
焙煎前の生豆(ナママメ)は、白っぽい色をしています。(この白っぽさは豆種によって薄くベージュ掛かっていたり、薄緑色掛かったりしています。)
これが焙煎とともに茶色掛かってきて、さらに進行するとこげ茶色、黒褐色と色が濃くなっていきます。
この段階を進行に応じて浅煎り、中煎り、深煎りと称することもありますし、アメリカで唱えられ始めた8段階の呼称を利用して、①ライトロースト→②シナモンロースト→③ミディアムロースト→④ハイロースト→⑤シティロースト→⑥フルシティロースト→⑦フレンチロースト→⑧イタリアンローストと称することもあります(①→⑧に向かって焙煎が深まる=豆色が濃くなる)。因みにSCAJ(日本スペシャルティーコーヒー協会)の教本には8段階それぞれの色目に対して参考L値が掲載されています。(L値は国際照明委員会が定めた明るさを表す数値です。)
そして焙煎機には、焙煎中、ドラム内(窯内)の豆の様子が見られるように耐熱ガラスが入った小窓があったり、サンプルスプーン(今回掲載した写真)で焙煎中の豆を少量取り出して色を見たり、香りを嗅ぐことも出来ます。
と、ここまで書いておきながら...ではありますが、僕は焙煎中、豆の色を見ることはありません。これは「焙煎中のコントロールにおいて豆の色は頼りにしません。」という意味ですが。
では、何を頼りに焙煎をコントロールしているのか?ということですが、温度と時間、そして出来上がった豆の味ということです。
それは...
これを書き始めると“つぶやき”1話、2話分程、話が長くなってしまうので、また次の機会のテーマにさせて頂きますね。(^^;
いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。