No.165_プロジェクトX〜東京スカイツリー

NHKのプロジェクトXが復活しました。前回の終了からもう18年も経ったんですね。早速、再開された第1回を視聴しましたが、中島みゆきさんの挿入歌“地上の星”の前奏が流れただけでゾクゾクしてしまいました(笑)。“ヘッドライト・テールライト”と合わせて、この番組に合い過ぎです!

新プロジェクトXの第1回は、東京スカイツリーがテーマでした。番組名の副題にもなっている正に“挑戦者たち”の生き様が今回も見事に描かれていて、それぞれの立場で、それぞれの事柄に挑戦し続けたその姿は、なんて素敵なんだろう!と見入ってしまいました。

東京スカイツリーの足元は三角形の平面(3本の脚)で、上に行くと平面形を円に変えていく構造とデザインは、狭い敷地にあれだけの高層建築物を構築するための機能美が備わっていて素晴らしいなぁと思いました。

それにしても鉄骨を製作した人、建て方をした人、他にも関わった延べ58万人全ての方々にただただ敬服致します。

(番組の主題からは逸れますが、)番組の中で興味深いなぁと思って観ていたのは、タワーの足元が3本なのでそれをそのまま3工区に分けて、異なる会社の方が建て方を担当していたエピソードです。

3社それぞれ経験値も違うので、施工スピードに差があったとのことで、一番遅かった工区の職長さんは、早い工区の職人さんたちの仕事振りを垣間見ながら「とにかく早い、とにかく段取りがいい、とにかく無駄がない」と絶賛していました。そして早い人たちの仕事の方が綺麗で精度もいいと、これこそプロ中のプロの技と観ていた僕も感心してしまいました。

(大変おこがましいですが)実は焙煎にも心当たるところがありまして...僕もこの仕事を始めて3年が経ちますが、始めた頃と比べるとありとあらゆるものが(バタバタすることなく)早く、正確にそして精度も上がっている実感が有ります。

物は違えど、良いもの作りに早さ(手際良さ)は、とても重要!ということなんですね。このようなエピソードに共感する自分も少しずつ職人道の世界に馴染み始めたようです...

 

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