No.177_焙煎中、春夏秋は冷房を入れます。冬は...

暑いですね〜

7月に入った途端、最高気温39℃、40℃なんてニュースが飛び込んできて、梅雨はどこへ行ったやらの陽気の毎日です。

お客さまとも「暑いですね〜」が、まるでご挨拶代わりの様相です。いろどりこーひーでも店にいる間、エアコン(冷房)は入れ放しです。

春秋の穏やかな気候の時は、店の入り口扉も開店中は開け放っているのですが、そんな時期でも開店前の朝の焙煎中は、やはり冷房を入れています。

これを聞くと『なるほど、焙煎中はその火力で部屋もどんどん暑くなるので、快適な環境で焙煎するため、冷房を入れるんですね!』と解釈されると思うのですが、実はそれとは少々違う理由から冷房を入れています。

因みに、焙煎回数は日によって違うのですが(前日の販売状況を踏まえて、次の日、どれとどれを焙煎するか決めるので)、4窯、5窯とヤク時も、1窯目の環境と5窯目の環境は出来るだけ近いものにしたいと思っています。(これは「つぶやきNo.168_同じに出来ることは全て同じにする」の一環です)

環境(室温)に大きな差異が有ると、火力調整にも差異が生じます。それ故、気候的にはとても過ごし良い、爽やかな春秋でも焙煎中、冷房を入れるわけですが、果たして冬は...

冬の朝は店内室温も10℃を下回ります。そんな時は、普通に考えると暖房を入れたくなるのですが、それは入れずに作業(焙煎)します。何故か...もうお気付きかと思いますが、焙煎によって室温は上がって行きますが、暖房を入れるとその上がり幅が大きくなるからです。それを抑えたいため、暖房は入れません。当然寒いので通勤の外套を着たまま、作業するのですが、店外からはこのシャッターの向こうでまさかそんな格好で焙煎しているとは、誰も想像出来ないですね(笑)

と言うことは、『冬も冷房を入れた方が更に温度上昇は抑えられるじゃない!』、その通りなのですが...どうかそこまでは...勘弁して下さいませ。(苦笑)

 

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