No.195_葛西小2年生のまちたんけん訪問

今年も葛西小学校2年生の “まちたんけん” 授業で11名の子どもたちのお店訪問を受けました。開店以来毎年この時期の恒例で、今年で4回目(4年目)となりました。と言うわけで僕の方でも楽しみにしていました。

前半は店からの説明、後半は質問を受けるという、こちらもいつもの流れで進みました。一方で4回目ともなると僕の方でも子供の興味の持ちどころとか、驚くところ、“受ける”ところがだんだん分かってきたので、毎年少しずつバージョンアップしています。w

店にはコーヒーノキもありますので、写真もおりまぜ、開花、結実、収穫、乾燥、脱殻、焙煎の流れを説明しました。また、焙煎前後で、生豆はさまざまな変化をするので現物を示して、①色が変わります。②大きくなります。③軽くなります。④もろくなります。⑤香りが変わります。を体験してもらいながら、説明させて頂きました。

①〜③については、同じサイズの2つの容器に焙煎前の300gの生豆と焙煎後の240gのコーヒー豆を提示して、①色が変わること、②一粒一粒が大きくなり、全体の量(かさ)が増していること、そして③の“重さ”はスケールで計量して、軽くなったことを見てもらいました。量は約10%増えて、重量は約20%減少するんですが、『20%、又は2割減るって意味分かりますか?』と聞いてみましたが、一同『う〜ん?』...と、小学2年生にはちょっと難しかったようなので、『では、スーパーで買い物する時、2割引って見たことありますか?』って聞いてみたら、殆どの子が『知ってるー!』と応えてくれたんで、『そう言うことです』と伝えたところ、『分かりました〜』と。w

④の“脆さ”については、先ず10gのコーヒー豆を店のコンクリートの床に撒いて、子供達に踏んで粉々にしてもらいました。次いで生豆10gを同じく床に撒いて踏んでもらいましたが、『潰れな〜い』、『滑る〜』と。真剣且つ必死に何度も挑戦する気迫溢れた姿が微笑ましく、楽しかったです。w

⑤の“香り・匂い”は先ずコーヒー豆の匂いを嗅いでもらい、更に10gの挽きたての香りも嗅いでもらいましたが、みんな『いい香り〜』、『いい匂い〜』と反応してくれました。その後、もう一つの容器の生豆、そして麻袋の生豆の匂いを嗅いでもらいましたが、みんな揃って『臭い〜』と、その穀物臭に顔をしかめ、こちらは昨年に続いての反応で、楽しかったです。

質問は、コーヒーの種類は?一日のお客さんの人数は?なぜコーヒー豆屋さんになったんですか?何曜日が忙しいですか?コーヒーに栄養はありますか?飲みやすいコーヒーは?なぜ世界から輸入するんですか?他いろいろ。質問には一つひとつ丁寧に応えさせて頂きました。

そしてある女の子から『店には色々な絵が飾ってありますがなんでですか?』と質問頂きました。

店では、マティスJAZZシリーズの切り絵4枚の他、NY在住女性アーティストVERRIER(ヴェリエ)さんのハンドクラフトを3枚飾ってあるんですが、店の中の雰囲気を少しでも柔らかく、明るくしたいと思って掲げていますので、そこに目を付けてくれたのはちょっと嬉しかったです。(^。^)

と言うわけで、今年も楽しい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

 

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