No.231_コーヒー産地コロンビア🇨🇴
店でお客さまと会話する中で、一番多い話題はコーヒーそれぞれの「風味の特徴」についてですが、時には産地の話にまで広がることもあります。その産地というのは生育している場所の場合もありますし、国の場合もあります
そこで今回のテーマはいろどりこーひーが開店以来ずっと扱っているコロンビアについて、その国、産地についてのお話をさせていただこうかと思います
まずコロンビアですが南米の国であることはご存知ですね。ただ、その位置となるとなかなかピンとこないでしょうか?今回の写真にも掲載しましたが、コロンビアは南米の中では最北に位置します。とはいえそこは赤道直下、国土は日本のおよそ3倍、人口は約5,270万人です
ところでコーヒーの栽培地は、地球上の“コーヒーベルト”と呼ばれる南北緯25度以内の高地に分布しています。赤道直下にあるコロンビアは、より高地の標高1,200〜2,200mの山岳地帯に農園があり、平均気温は年間を通して17〜23℃、且つ昼夜の寒暖差が大きく、アラビカ種コーヒーの栽培には最適です
地勢(地形)的な観点では、コロンビアは南米を縦に貫くアンデス山脈の北端に位置し、且つこのアンデス山脈が3本の嶺に別れていることも、地域ごとに様々な気候特性、土壌特性を持つことにつながり、これが多様な風味のコーヒー生豆を生産することを可能にしています
また、赤道直下に位置するという地理的特徴から、コロンビアでは年2回の収穫が可能です。(これは赤道直下にあることで季節の移り変わりが穏やかで、花が咲く時期が地域によって少しずつずれることによります)
主な収穫期の豆は「メインクロップ」と呼ばれ、概ね10〜12月頃に収穫されます。そしてもう一方の副収穫期の豆は、ミタカ(Mitaka)クロップと呼ばれ(またはフライクロップ、サブクロップとも呼ばれます)、4〜6月頃収穫されます
コーヒー輸出国の観点で眺めるとコロンビアは世界第3位の輸出国です(1位ブラジル、2位ベトナム)。それをアラビカ種コーヒーに限るとなんと世界第1位です
因みにいろどりこーひーで扱っているコロンビアのコーヒーは「ナリーニョ」という地域産で、コロンビアの南部、エクアドル国境近くの火山地帯(有機物を多く含む肥沃な土地)で、標高は1,800〜2,200mとコロンビア内でも更に高地のエリアです。高地であるがゆえにチェリーはゆっくりと熟し、その間に甘みと質のよいフレッシュな酸がじっくりと育まれます
また、高地(山岳地帯)なので農家は小規模で、完熟実を丁寧に手摘みで収穫しています
そしていろどりこーひーのコロンビアはその風味を「トロピカルなフルーツ感を包み込む深いコク」と紹介しています。この“トロピカルなフルーツ感”は前述の「高地産で甘さと質の良いフレッシュな酸が熟成され」に起因します。また、「高密度で固い種子が出来」ゆえ、高温までの深い焙煎に耐え、そのロースト感が丸みのあるビター感を生み、そしてトロピカル感とバランスする...そんなスペシャルな美味しさを生み出しています
これら生産国や産地の話しはコーヒーを飲む上で、必ずしも知る必要はありませんが、一方で頭の片隅に少しでも描ける世界があると、いつもの一杯から物語を感じ取られるようになり、不思議と心がほっこりと豊かになるものです
というわけで、これから他の国についてもこの“つぶやき”でご紹介させて頂ければと思います
いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな暮らしに“彩り”をお届けします