No.233_焙煎機の構造は“ドラム式洗濯機”と“サイクロン式掃除機”を組み合わせた様なもの

店の中には大きな焙煎機が置いてありますので、お客さまからも時々、「あれで焙煎するんですか?」、「大きいですね〜」と言ったお声掛けを頂くことがあります

そして「店に何度か来ていますが、焙煎しているところ見たことないですね〜」、「どうやって焙煎するんですか?」といった話題にも及ぶことも...

焙煎中は上昇し続ける窯内温度の進行時間をコントロールするため、一瞬たりとも目が離せません。そのため、この作業は開店前の朝、入口のシャッターを下ろした状態で、ひとり静かに進めています。それもあってお客さまに焙煎している僕の姿をお見せする機会がないものですから、前述のようなご質問、興味を頂いた時、他にお客さまがいらっしゃらなければ、焙煎機の横までお越し頂いて、その流れをご説明させて頂いています

その説明のスタートなのですが、「焙煎機の構造はドラム式洗濯機とサイクロン式掃除機を組み合わせた様なものです」という話から始めます

すると殆どのお客さまは、「えっ?」、「はぁ〜?」と言った反応、リアクションをされます(苦笑)

この最初の説明、“ウケ狙い”とか、先ずは“掴みを”と決してふざけているわけではなく、日常生活の中で馴染みのあるものを引用することで、よりイメージしやすくなれば、との思いでお伝えしています

焙煎される豆は焙煎機の中の“ドラム”と呼ばれる部分でヤかれていきます

この“ドラム”がドラム式洗濯機のドラムと非常によく似ています

焙煎機には円筒状の鉄製の筒が水平に配置されていて、そのドラムの内側には羽状の鉄板がいくつも付いています。焙煎中、このドラムは回転し続けていますので、そこへ投入された生豆は宙へ掻き上げられ、バラバラ、シャカシャカ舞いながらヤかれていきます

このドラムの下で都市ガスを熱源とする火が焚かれるのですが、この火元とドラム全体を包み込むように分厚い鉄板と断熱材が覆っていて、この全体を“窯”と呼んでいます。これが丁度、ドラム式洗濯機本体のイメージです

ドラム内の熱は煙突を介して屋外に放出されるのですが、ドラムと煙突の間にサイクロンと呼ばれるパーツが組み込まれています。これがサイクロン式掃除機のサイクロンと同様の働きをします

ここで『サイクロン式掃除機の仕組み』と検索すると以下の様な記載がありました

【サイクロン式掃除機の仕組みは、吸引した空気とゴミを本体内で高速回転させ、遠心力でゴミを分離してダストカップに溜めるというものです。この遠心分離の過程で、ゴミは空気よりも重いため外側に押し出され、サイクロン内の壁に沿って下に落ち、きれいな空気だけが排出されます】

焙煎機のサイクロンもドラム側から空気を吸い込み、煙突側へ押し出す仕組みになっています。そしてその過程でチャフと呼ばれる焙煎によって剥がれ落ちた豆の薄皮をキャッチし(取り除き)、綺麗な空気だけ放出するという機能も併せ持っています

これを実機の前でお客さまにご説明すると「なるほど〜」、「ホント、洗濯機と掃除機ですね!」と、驚き、感動と共に(ちょっと大袈裟ですね😅)、ご理解頂けて、説明していても楽しいです

一方、このつぶやきを読まれている方は、文字だけの、しかも突飛な例えの説明なので、どこまでお伝え出来たか、いささか不安ではありますが、雰囲気だけでも伝われば嬉しいです^^

 

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