No.248_コーヒーは、難しくないですよ(^^)/(お好み選び編)

ご来店いただいたお客様から、「わたし、コーヒーのことあまり分からないんですが...」、「わたし、コーヒー、素人なんですが...」といったお話を時々、伺います

そんな時、僕としては、「いやいや、コーヒーは何も難しいものではありませんよ」とお伝えしつつ、お客さまが気になっていることには丁寧にお応えしたいと思っています

ご質問の内容は多岐にわたりますが、

①自分の好みを見つけたい

②より美味しく淹れたい

この2つが多いように感じます

①ですが、それには「高級である必要はありませんが、”雑味のない丁寧なつくりの豆”を続けて飲むことで、お好みは自然と育っていきますよ」が僕の応えです

ここで、ちょっと昔の僕自身30代の体験をひとつ紹介します

当時、クライアントの方で絵画に造詣が深く、国内外の美術館に足げく通っておられる方に触発され、僕自身も美術館通いを始めました(この方は、つぶやきNo.126にも登場した方です。そして、色々な美術館、美術展を訪れるこの趣味は僕の生涯の趣味になりました)

初めのころは当たり前ですが、「絵は素人なので全く分からないですが...」の状態でした。とは言え、いくつもいくつも訪れていくうち、ルーブル美術館所蔵の時代に多い宗教画、神話画もいいけれど、そしてポンピドゥー・センターに所蔵されている1900年以降の現代アートもいいけれど、やっぱりオルセー美術館所蔵時代の印象派が好き!となっていきました。そして印象派の中でもモネが別格大好き!と

絵の好き好きの話が始まると、「意義あり〜私は〜」と、始まってしまうかもしれません(笑)。でも、それでいい、それがいいって思います。それが“私の好み”ということなのですから

「質の良い...」と前述しましたが、この“質”というのはとても大切だと思います。例えにも出した美術展ですが、いわゆる“ホンモノ”を見続けてこそ、僕も好みが絞られていったと思います

コーヒーもお好みを見つけるには、是非 “質”の良いものを飲み続けて、お試しいただくことをお勧めします。絵画は視覚に依りますが、コーヒーは味覚(&嗅覚)に依るからです。素材(生豆)がチープだったり、焙煎が不十分な豆は、お好みを見つける以前に別の味を体験していることになるからです

いろどりこーひーの豆でお試しいただく場合、袋の色ごとに風味の傾向をゆるやかに分けていますので、どの色が自分好みかと探り始めて、その方向が見えてきたら、それぞれの豆で更なるお好みを探っていただくのがおすすめです(袋の色の詳述は、コチラ

絵でもコーヒーでも、なんでもそうですが、自身のお好みが見つかるというのはとてもご機嫌なことです

どうぞお気軽に、“あなたの好き”を探す旅を楽しんでください

おっと、この辺で紙幅が尽きてしまいました。上記②についてはまた次回、“淹れ方編”でお届けしますね

 

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