No.69_コーヒー豆の保存について
今回の写真は、いろどりこーひーをお買い求め頂いた際、一緒にお渡しする小冊子中の頁です。この冊子は、A5サイズの紙を2つ折りにしただけのシンプルなものですが、1頁目に『いろどりこーひーをより美味しく頂いて頂くためのお勧めの淹れ方』、2頁目に『抽出器具について』、3頁目がこの『保存について』、4頁目は『コーヒーバッグお勧めの淹れ方』の構成になっています。
いろどりこーひーが販売しているのは、【コーヒー豆】ですが、僕の気持ちとしては、【コーヒーがある生活】を売っているとの思いで、この冊子をお付けしています。
で、今回のテーマ『コーヒー豆の保存について』ですが、お客さまからも時々質問を頂いたり、話題になることが多いです。
『このコーヒー豆は何日持ちますか?』、『保存場所は冷蔵庫内が良いですか?』、『保存は専用容器に入れ替えた方が良いですか?』、『やはり粉挽きしてしまうと保存期間は短くなるのでしょうか?』と言った類のお話です。
先ず、本日の写真(冊子の3頁目)に書いてある内容を以下転記します。
1. 購入した袋のまま保存。豆(粉)を取り出した後は、袋の中の空気を出来るだけ抜く。
2. 3〜4週間程度で飲み切れる場合は、常温保存でOK!
3. 飲み切るのにひと月以上掛かりそうな場合は、購入直後から冷凍庫保存。
コーヒーの風味低下を促進する要素に光、空気、水分があります。その為、保存のカギは、これらの要素を出来る限り排除していくことです。
上記1.については、先ず販売している袋は不透明で光を通しません。(底は透明なので豆の様子が見られます。)また、ジッパー状のチャックが付いているので、密封出来ます。更に中の空気は抜けるけど、外からは入らない構造のエアバルブ付きですので、チャックをした後、テーブルに寝かせて、両手でゆっくり抑えると中の空気が抜けて袋をぺちゃんこに出来ます。世の中さまざまなコーヒーキャニスターが販売されていますが、デザイン性、密閉性には優れていても、この空気が抜ける機能はなかなか無いので、僕はこの袋での保存がイチオシです。
上記2.と3.についてですが、焙煎後の風味低下は、そもそもの豆の品質が宜しくなかったり、焙煎が不適切なほど、速くなりますが、いろどりこーひーの豆は3〜4週間で飲み切れる場合は、常温保存で構わないと思っています。もしそれ以上掛かりそうな場合は、購入直後から冷凍庫保存をお勧めします。これは前述の風味低下を起こす要因の水分対策に効果的です。(冷蔵庫内はむしろ逆効果です。)使用時は解凍不要でそのままご利用頂けますが、必要豆量を取り出したら、即冷凍庫に戻すことを心掛けください。ここでの放置が長いと豆が結露して、湿気を帯びて寧ろ劣化が早まってしまいます。ここだけ注意すると2〜3ヶ月は風味を損なわず、美味しく頂けると思います。
いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。