No.89_自家焙煎コーヒー豆屋の心持ち/その1

本日の写真は自宅近くの道を歩いていて撮影したものです。身近なところでも秋の深まりが感じられる今日この頃です。

ところで今回のタイトル『自家焙煎豆屋の心持ち』は、この写真とは全く関係のない、ちょいと堅苦しい題材となりました(苦笑)。

これはいろどりこーひーとしてやらなければならないこと➡️僕がやらなければならないこと(やろうとしていること)と言った意味合いなのですが、結論を先に言ってしまうと『お手軽に美味しく飲めるコーヒー豆を安定的にご提供する』ということです。

実はこの『お手軽に!』が大切なポイントだと思っているのですが、先に『美味しい豆』について触れると、僕なりに定義、目指すところがあります。細かいことを言えば色々あるのですが、ざっくり言うと、

 ①雑味のないクリーンな豆

 ②誰でもテクニック不要でお手軽に安定して美味しく淹れられる豆です。

僕はこの①に自家焙煎コーヒー豆屋の心持ちが凝縮されていると思っています。固苦しく言うと“責務”とさえ思います。それは『雑味の無いコーヒー豆さえご提供出来れば、あとは飲む方がどんな淹れ方をしても美味いコーヒーが出来上がる』と言うことです。世に言う美味しいコーヒーの淹れ方とかテクニックといった類は全て『雑味の抽出を減らすために』を観点としていますが、そこに雑味がなければ、そのテクニックは不要で、ただただ『コーヒー成分を最大限に出し切るために』に集中出来るということです。これがいろどりこーひー式の考え方です。

コーヒー豆は、パンやケーキ、菓子、惣菜などと違い、買って来てそのまま食べられるものではなく、どうしても淹れると言う行為(一手間)が必要です。この一手間は、無くせませんが、それを②に記載した様に出来るのが①の豆ということです。

焙煎豆屋はコーヒーを美味しく飲んで頂くのにお客さまに淹れ方のテクニックを求めること無く、お手軽に安定して美味しく頂けるコーヒー豆をご提供することこそ大切だと思っています。

その上でいろどりこーひーをより美味しく頂いて頂くためのポイント(観点)がほんの少しありますので、それは次回以降、“その2”で触れさせて頂きたいと思います。

 

いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に彩りをお届けします。

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