No.168_イチローさんのルーティン動作に学ぶ

『イチローさんのルーティン動作に学ぶ』ん?いったい何のことだろう?と言うテーマですね

これは、『いつも安定した同じ風味のコーヒー豆を作る(焙煎する)』、『更なる美味しいコーヒー豆を作る』ために必要なこと、必須なことと僕が考えていること(行動パターン)です

イチローさんがマリナーズの現役時代、『朝食は毎日カレーです』という話を聞いたことがあります。その時は、毎日カレーで飽きないのかな?、カレーはそんなに栄養があるのかな?くらいにしか捉えていませんでした。また、イチローさんは試合開始前、(他のどの選手より早く)毎回同じ時間に球場入りし、入念なストレッチのほか、試合に向けた同じルーティンをこなしているとの話も聞きました。そして打席に入った時のあのルーティン動作です

今、思うと(これは僕の勝手な想像ですが)、イチローさんは、『いつも安定した同じパフォーマンスを発揮する(ヒットを打つ)』、『1本でも多くのヒットを打つ』、『更に更に打率を上げる』ために、打席前後の全ての行動、更には生活そのものを『同じに出来ることは全て同じにする』としながら、野球道を極め続けていたのではないのかな?と感じています

と言うのも仮に打ち損じた時、『次の打席は◯◯を改善しよう』と考えると思うのですが、例えば『テイクバックをほんの0.1秒早い心持ちでセットしよう』とか、『打席に立つ位置を気持ち3㎝ほど後ろにしてみよう』みたいなことを(同時ではなく)一つずつ試して、対処、改善して行くのではないのかな?と僕は推測しています。この時、仮にも試合前のストレッチが日によって違い、『今日はストレッチが少なかったので可動域が少なかったかな?』とか、『今日は朝食で△△を食べたのが悪かったのかな?』みたいに対処する心当たりがいくつもあったのでは、前述の0.1秒、3cmなんて検証は不可能で、フォームを崩して行くだけだと思うのです

僕自身が取り組んでいることは、イチローさんのソレとは、内容も次元も全く異なりますが、『美味しい豆を作り続けたい』と言う思いがあるので、心持ちとして見倣いたい、真似したいとの思いがあります

朝、店に着いたところからの僕の流れは...

・扉を開けて店内に入る

・照明スイッチを点ける

・換気口を開け、換気扇を回す(室内にいつも同じ空気の流れを作り、焙煎は部屋全体の空間でヤク)

・焙煎機の主電源を入れる

・焙煎機に点火する(予熱開始)

・定めた火力にセットする

・ストップウォッチを作動させる(予熱開始から1窯目投入までの時間計測)

・その間、1窯目の豆を計量する

・ノイズキャンセリング機能付きの無音ヘッドフォンを装着する(集中力を高めるため)

・焙煎記録表に日付、天気、朝の室温、湿度、焙煎する豆種、その在庫数量を記録する(因みに前日の仕事終わりに翌日焙煎する豆種を定め、その豆ケース、過去の焙煎記録表、それを記入するテーブル、椅子、筆記用具、計り、ヘッドフォン等は焙煎機横にセッティングしてから店を出ます)

・そして焙煎する豆種の前回の焙煎記録表をテーブルの上に広げ、その実績を元に、今回の焙煎記録表に温度進行ごとの計画ガス圧(火力)記入

・予熱終了後、定めた窯内温度になったら生豆投入...

これら一連の流れは毎回一緒で、動作も『同じに出来ることは全て同じにする』様、心掛けています

こうして焙煎(焙煎中は更に多くのルーティンがあります)に臨むことによって、環境変化から生じる微妙なブレもズレまで行かない段階で対処が可能になります。(【ブレ】と【ズレ】は意味合いが大きく異なります)

因みに焙煎以外にもブレンドを作る手順やEC注文発送手順他、全ての店内作業で『同じに出来ることは全て同じにする』様、心掛けています

そして焙煎中は勿論、自身の体調が良好でなくては、まともな動作はおぼつきませんので、寝る時刻、起きる時刻もほぼ一定に体調管理には気を付けています

全ては、“お客さまの日々の一杯に、変わらぬ美味しさを届けるために”

 

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