No.192_焙煎は開店前の朝、行っています

「あれ、使ってるんですか!?」

過去に複数のお客さまからお尋ね頂いたことがあります。「あれ」と言うのは、店内に設置してある高さ約2m、重量約350kgの焙煎機のことです。

焙煎は開店前の朝やってますので、開店中、お客さまは稼働しているところをご覧になることは無く、ましてや僕がそれを操作している姿なんて想像も出来ないのだと思います。

焙煎機の直ぐ脇と店の入り口にはそれぞれ4枚のガラス引き戸があり、それが歩道に面していますので、日中はとても開放的で気に入っています。特にお向かい葛西小中学生の子供たちの下校時はワイワイ、ガヤガヤ、賑やかで、なんともイイです。^ ^

その2対のガラス引き戸部分にはシャッターも2対あるんですが、朝の焙煎中は締切りで行います。店内の明るさと言う意味では開けた方が良いのですが、焙煎時の集中という意味では、締め切った状態でないと無理なんですね...人通りが気になるような環境下で焙煎は難しいです。

焙煎中は一瞬でもその作業から目を逸らせられない、気を逸らせられない状況下で進捗します。その超集中時間は焙煎そのものをやっている20数分間/1窯、ですが、豆種毎に複数窯焙煎しますので、そのインタバル(次の生豆投入まで窯内温度が下がる間、20分弱)も次の焙煎の準備がいろいろ有り、ルーティンに沿ってテキパキ、でも淡々と、こなして行く必要があります。(その詳細は、“No.88_焙煎の1ロット目、2ロット目間にやっていること”に記載してあります。宜しければご参照ください。)

と、言うわけで、ご来店頂くお客さまは、僕の焙煎中の姿は見たことがないので、冒頭ご紹介したお客さまのように、「あれ!使ってるんですか!?」と言う、ご質問も頂いてしまうわけです。とはいえ、そんな興味を持って頂けるのは大変嬉しいことです。^ ^

 

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