No.123_店内試飲アイスコーヒーの淹れ方
今月『いろどり特上アイス』発売以降、店舗でご提供している2種類の試飲コーヒーの内一つは、そのアイスコーヒーをお出ししています。
既に多くの方から『このアイスコーヒーはどうやって淹れてるんですか?』と、ご質問を頂いているものですから、このつぶやきでもそこでお応えした内容をご紹介させて頂きます。
結論を先に申し上げると急冷式で淹れています。
①濃いめ(HOTで飲む時の約1.3倍)のHOTコーヒーをコーヒーメーカーで淹れる。
②湯が全て落ちてからコーヒーメーカーのステンレスポットに大きな氷を入れて約30秒攪拌して急冷
③出来上がったアイスコーヒーは別のガラスカラフェに移し、冷蔵庫で保管(ステンレスポットに余った氷は捨てる)
④試飲は冷蔵庫から取り出したガラスカラフェからカップに注ぎ、氷無しでご提供
この手順を毎日くり返しています。以下、補足ですが、
①のコーヒーメーカーは風味がしっかり出るよう金属フィルタータイプのものを採用し(つぶやきNo.42)、且つ豆は細かめに挽いています。また、①で1.3倍の濃さにした根拠は、初回試作時、投入した水量に対して、氷が溶けて出来上がったアイスコーヒーのカサが約3割増していたので、それを見越して粉量も3割増しで濃く淹れています。(若しくは豆同量、水量3/4で淹れて頂いても1.3倍の濃さのHOTコーヒーが出来上がります。)
②の氷は(ウォーターサーバーの)水をタッパーに入れて凍らせた大きな氷を使用しています。(大きな氷の方が扱いやすく、③でサッと取り除きやすいためです。)
③はアイスコーヒーが出来上がったら氷を取り除いて冷蔵庫保管するのがポイントです。前述の通り、店での試飲は直ぐお飲み頂くので氷なしでご提供していますが、ご自宅で氷を入れたグラスにアイスコーヒーを注いで飲む場合や、氷入りの保冷ポットで持ち歩く場合は、この間も氷が溶けて行きますので、①の1.3倍の濃さと言うところは、お好みで1.4〜1.5倍にしても良いかもしれません。因みにカフェで飲むアイスコーヒーに氷が入っているのは当たり前として、ご自宅で飲むときは冷蔵庫保存したアイスコーヒーを氷無しで頂くと言うのも良いのではと思っています。そうすれば氷が溶けて味が変化する(薄まる)こともないですし、何より風味の再現性に優れています。
つぶやきNo.19でも触れましたが、この急冷式はHOTで淹れた風味がアイスでもしっかり感じられることが特徴です。
ここまで店内のアイスコーヒーの淹れ方と言うことで急冷式をご紹介させて頂きましたが、水出し式もまた異なる風味をお楽しみ頂けますので、もし宜しければつぶやきNo.21もご参考にそちらもお試しください。
ところで急冷式と水出し式はそれぞれに風味の特徴があります。言い換えると別物のアイスコーヒーと僕は捉えています。そしてこれはどちらがいいとか、どちらかをお勧めすると言うものではなく、飲む方のお好みだと思っています。そう言う意味でも、一度両方お試し頂いて、お好み、そしてライフスタイルに合う方をご選択頂ければと思います。もちろんその両方をシーンに合わせて使い分けて頂くのも有りです。コーヒーが寄り添うライフスタイル、素敵です。^ ^/
いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。
もし宜しければ、アイスコーヒーに関する以下、つぶやきのバックナンバーもご参照ください。
・アイスコーヒーの淹れ方/急冷編 → No.19
・アイスコーヒーの淹れ方/水出し編 → No.21
・華やか系コーヒーで作るアイスコーヒー → No.67