No.249_コーヒーは、難しくないですよ(^^)/(淹れ方編)

ご来店いただいたお客様から、「わたし、コーヒーのことあまり分からないんですが...」、「わたし、コーヒー、素人なんですが...」といったお話を時々、伺います

そんな時、僕としては、「いやいや、コーヒーは何も難しいものではありませんよ」とお伝えしつつ、お客さまが気になっていることには丁寧にお応えしたいと思っています

ご質問の内容は多岐にわたりますが、

①自分の好みを見つけたい

②より美味しく淹れたい

この2つが多いように感じます

①については、前回(No.248)で触れましたので、今回は②淹れ方に関するお話です

書籍、ネット記事、YouTubeなど、今は本当にたくさんの情報が出ています

そこでは豆の焙煎度に応じてとか/粉の挽き目/粉に挽く道具/淹れる道具/粉量と水量の重量比/水の質/注ぐ湯温/注ぎ方/注ぐ時間配分等々、さまざまな考え方があって、どれを選択してどう組み合わせれば良いのか迷ってしまいますね。これでは「コーヒーは難しいなぁ」となってしまうのも無理はありません

一方、僕自身はこれらとは少し別の視点を大切にしています

それは、

【コーヒーの美味しさの“土台”は、豆の作り手が作るもの】(そういう意味では、生豆の質を厳選すること、しっかり焙煎することは、豆作りを担っている僕自身の使命とも思っています)

だからこそ、「どうか安心して自由な淹れ方で楽しんでくださいね」との思いです

前述のメディアで語られている視点、「こうしたら美味しくなる」は、「豆そのものの質によっては淹れ方に工夫が必要になる」という側面を語っておられると思います

そのベースには、「コーヒー豆によっては、雑味が出やすいこともあるので、抽出を制御して美味しい方向に向かわせる」という意図が含まれています。例えば、豆の挽き方は粗い方が湯がさっと通り抜けて、抽出は弱くなります。同様に湯温は低くした方が抽出は弱くなります

この「雑味の抽出を抑えれば美味しくなりますよ」の考えは、その通りだと思います

一方で僕の視点は、少し別のところにあって、「雑味のない、美味しさだけが詰まった豆さえご提供できれば、雑味制御といったことは構わず、どんな淹れ方をしても幅広く美味しさを感じていただけるはず。そして更にその豆が本来持っている、且つ固有の美味しさをよりいっそう楽しむには、よりしっかり抽出される[粉挽き細かめ×熱湯]をぜひお試しください」との思いです。雑味抽出を気にする必要がない豆は、フレンチプレスや金属フィルターを使用すると、コーヒーオイルまで楽しむことが出来て更に◎です!

そういう意味ではコーヒーメーカーでスイッチポン!で、お気軽にコーヒーを楽しんでいただくというのもすごくイイと思います

というわけで、「コーヒーは、決して難しくはないですよ!」、どうぞ気軽に楽しんでくださいね!

その思いは以下、いつもの締めの言葉にもつながっています

 

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