No.121_“いろどり特上アイス”のご紹介
6月に入り、『アイスコーヒーに向いている豆はどれですか?』とお声掛け頂くことが増えて来ました。
昨年までは『アイスコーヒーには深煎りのコーヒーが合いますので、当店ではこれら黒い袋に入れた深煎りしっかり系のコーヒーをお勧めします。』とお伝えすることが多かったです。
一方で『すると他の赤い袋、白い袋はあまり向いてないんですね?』とご質問頂くこともあって、『いえいえ、赤い袋は華やか系のコーヒーなので、アイスで飲むとアイスティーの様な感覚で楽しめます。』とお応えすることもありました。
ただ、これでは『どのコーヒーもアイスにしてもそれぞれの美味しさが楽しめますよ。』とお伝えしている様なもので、お客さまの質問にちゃんとお応えしたことにならないのでは?と思うところもあり、『先ずはこれをお勧めします。』と言える、いろどりこーひーの“オリジナル・アイスコーヒー”を今年は作ろうと思いたったわけです。
アイスコーヒーを作るに際して先ずイメージしたことは、『しっかりしたボディ感』です。これは単に濃いとか、ダークとか、苦いとは違う風味で、これが備わることにより、アイスにしてもコクと円やかさがバランス良く感じられ、暑い夏であっても(夏であるからこそ)、後味もキレは良く、爽快感を味わえるものにしたいと思いました。
丁度前回のこのつぶやきNo.120で『深煎りに向いている豆』をテーマにしましたが、正にそれらを使用して色々な豆種の組合せ、そして同じ組合せでもその比率の異なる組み合わせをホットでもアイスでも風味チェックをして前述のイメージに一番近いものに絞り込んでいきました。
ほぼ絞り込んだ段階でミルクとの相性もチェックしました。実はこの『しっかりしたボディ感』はもう一つの産物として、ミルクとの相性が抜群に良いものとして仕上がりました。ボディがあることで少量のミルクを入れても、はたまた牛乳と半々のカフェ・オ・レにしてもホント美味しく頂けるものとなりました。
いろどりこーひー3年目の夏にしてようやく登場しました “いろどり特上アイス” 、どうぞお楽しみください。
いろどりこーひーは珈琲豆を通して、皆様の心豊かな生活に“彩り”をお届けします。
もし宜しければ、アイスコーヒーに関する以下、つぶやきのバックナンバーもご参照ください。
・アイスコーヒーの淹れ方/急冷編 → No.19
・アイスコーヒーの淹れ方/水出し編 → No.21
・華やか系コーヒーで作るアイスコーヒー → No.67